浴室・トイレ・台所は、不浄の場とされてきており、浴室は、体のあかなどを洗い流す場であり、
その汚れた水が発生することから不浄の場とされており、北東・南西の鬼門方位には設置して
はならないと伝えられています。
それでは、現在の浴室は家相でいう鬼門との関係においてどうすれば良いのか・・。現在では、
浴室と洗面室が一対となっていますが、家相では浴室が問題になります。よって、浴室が鬼門
にかからなければ良いでしょう。なお、排水栓が正中線・四遇線にかからないよう、できるだけ
避けてください。
そして、洗面の方位は考えなくていいでしょう。言い伝えを無視する必要はありませんので、無
難に間取りをするのであればお守り頂いた方が良いかと考えます。 |
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北東の鬼門方位や北方位は暗く、北海道の場合、特に
寒い場所であるのでお風呂は大変危険な場所となるの
です。現在でも入浴中に亡くなられる方が年間1万400
0人と言われ、交通事故で亡くなる方よりも多いのだそ
うです。特に冬場の入浴に多く、お年寄りや、高血圧・
心肺の疾患を持った方が脳出血・脳梗塞・心筋梗塞を
引き起こしやすいのです。この原因は、冬場の入浴時、
急激な温度の変化によって体がダメージを受け、ヒート
ショックを起こします。暖かい居間から寒い脱衣室で脱
衣をし、寒い浴室に入り、今度は熱い湯の浴槽に入る
ことで、血圧の上昇や下降を繰り返し体に負担をかけ
ることにより起こりやすくなるのです。昔は、現在よりも
この温度の差が激しかったと想像できます。北海道の
住まいづくりでは、暖房計画が非常に大切です。北や
北東方位に浴室を構える際は、リビングと脱衣室の
温度差を少なくする工夫が求められます。
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